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page 13 London Loves Me...Why Not?
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送り主の彼女とは、不思議な関係が今もって続いている。何というか…、昔付き合った人の母親なわけで(笑)。彼のことも含め、彼女には何でも本心を語ることができた。音楽をこよなく愛し(ロンドン王立音楽学校出身だけあり、クラシック音楽メインだけど、私が大好きな音楽にも興味を持ってくれた)、とても繊細で、常に優しさを忘れない人。ロンドンの喧騒な雰囲気に疲れると乾いた心を癒されたく、私は彼女が住む街へ遊びに行った。 ロンドン・ビクトリア駅からBritish Railで約1時間。英国南東部に位置するEast Grinsteadという街に彼女は住んでいる。カントリーサイド特有の美しい自然と静かな佇まいに、ゆったり心が和む。 (※ East Grinstead情報はこちらよりチェック) 今でも鮮明に覚えているのは、近くの山林へ散歩に行ったときのこと。私たちは馬に乗った少女に出くわし、「ハロー」と挨拶をすると、彼女は純真無垢な微笑みを返した。私はその透明感に衝撃を受け、どこまでも広く続く空をずっと見上げ、冴えた空気を全身で感じ、深呼吸をした。少し時間が経ち、辺り一面、夕空に包まれそうになったその瞬間、夕焼けの鮮やかな朱色と太陽の光が交差して、今にも何かが降臨してくるような光景に遭遇した。これには暫く動けなかった。雄大な自然に畏怖を感じながらも、「生」というものに圧巻されたなぁ。 さて、彼女に返事を書かなくちゃ。最近、emailが普通になっているけど、snail mailも重要なコミュニケーション手段。彼女はコンピュータも無いので。定期的に手紙をくれる彼女に感謝しつつ、こちらの近況も知らせないと。 誕生日プレゼントが届いた翌日、ロンドン在住の知り合いからメールがあった。仕事で日本に来るという。今回は或るイギリス・バンドのツアーに、サウンド・エンジニアとして参加とのこと。彼はこれまで様々なバンドと一緒に、ツアーやレコーディングに携わっている。フレーミング・リップス、ホワイト・ストライプス、エリオット・スミス、Yeah Yeah Yeahs、チボマットetc…。音楽シーンの切り込み的バンドと共に仕事をしているせいか、日本にも何度か来ており、ここ最近は一年に一度の割合で会っているかも。日本に到着した日はさすがに会えなかったので(笑)、バンドのスケジュール確認後、会う日を決めた。その日は何と!私の誕生日。特に意識をしたつもりはなかったけど、誕生日に誰かと会えるのって、やはり微笑ましい。会う時間も時間だったので、バースデー休暇にしちゃいました(笑)。前もって関連部署に「明日は休むぜぃ」と連絡、すると困ったちゃんウヨウヨの部署で、こんなやり取りがあったらしい…。 A男: 「明日、U・Fは休みですから…」 B男:「えっ、何で?」 A男:「わかんないっす」 それをスパイしてくれた(笑)、その部署にいる知り合いから下記メールあり。 My art teacher in high school once told the class, "I won't be here tomorrow" A student asked, "Why?" He said, "Because it's my birthday, and I don't work on my birthday" hohohoho! はぁ…。うるさい小姑じゃのぉ〜。 と、そんな話は置いといて、知り合いはその日、夜に行われるライヴのサウンド・チェックのため(←これが仕事だ!)あまり時間の融通も利かず、ランチはライヴハウスに程近い京料理『豆ちゃ』に行った。せっかく日本、やはり和食でしょう!インテリアも和で統一、掘りごたつ形式のテーブルは足にも楽でリラックスできる。彼は肉豆腐ランチをオーダー、ぺろりと平らげていました。デザートの蕨もちは少し戸惑っていましたが(笑)。 彼は大の和食ファンで、ロンドンでもジャパニーズレストランに足繁く通っているという。そして今、ロンドンでは食レボリュ〜ショ〜ンが勃発。以前に比べ、美味しいレストランがひしめき合い、食に無頓着だったイギリス人が目覚めたらしい。ゆえに、外に出て食事をする回数も増えたとのこと。まぁ、それも人々の暮らしぶりによって、隔たりはあるみたいなのだけど…。それからポーランドのこと。ポーランドはEU加盟国になり、ロンドンには大量のポーランド人が押し寄せたという。ポーランドに縁のあるお店が台頭し、あちこちでポーランド語が聞こえ始めたロンドン。彼たちは真面目だから、仕事をゲッツ!するのも早いだろうし、イギリス人も危機感を覚えたことだろう。まぁ、やる気のないイギリス人には少し刺激があっていいかも?そういやサウス・ケンジントン駅近くにポーランド料理店があったなぁ。 それと彼は、東京の地下鉄も大変褒めていた。クリーンだし、とにかく安い!初乗り160円で日本人のうちらは「高い!」と怒っているけど、ロンドンの地下鉄は初乗り何と3ポンド!こりゃOh, Dear!だわ!と言うわけで、JRのスイカみたいなもんで、オイスターカードというのが重宝されているらしい。オイスターカードについても熱く語っていました。 (※オイスターカードについては、こちらに詳細あり!) そんなこんなで、ロンドン話に花が咲き、お互いの現状も語り合った。彼とは何年も知り合いだけど、ここまで立ち入った話をしたのは初めてだったなぁ。彼の世界は、私がどっぷり浸かりたいクリエイティヴィティに溢れている。ただ、追求すればするほど抱えてしまうものも大きいみたいで…。私なんか、会社の愚痴だもんなぁ。世界が違うというか、がっかりしちゃう(苦笑)。私も少なからず、バンドや音楽の近くにいたから、人間心理に敏感に反応してしまうの。彼はきっと…、それを分かっていて、私に色々と話したのかもしれない。 そうそう、彼はビックカメラのテーマソング(あの、ビック、ビック、ビック、ビックカメラってやつです)が耳から離れないらしく、素晴らしいポップソング!と絶賛。私は「それならもう一つ、ピカイチなやつがあるよ!」と、ドン・キホーテを紹介。ここのテーマソングも意外にロックでござる(笑)。ドンドンドン、ド〜ンキ、ドンキホ〜テ! ここまでロンドン(広い意味でイギリスかな?)が続くと、マイケル・ウィンターボトム監督作品『ひかりのまち』(原題:『Wonderland』)が見たくなり、ツタヤに出向いた。映像には日常のロンドンがあり、本当に大好きな映画。Top Shop、ナイトバス、フィッシュ&チップス、ソルトビーフ、ビンゴ、パブ、テムズ川、映画の至るところでロンドンを感じる。何だか、ロンドンが私に迫っているみたい。この映画は、乾いた心のビタミン剤。 朝、テレビでロンドン特集を見た。どこの局でも代わり映えのない映像、同じ紹介なのだけれど、この日ばかりは新鮮に思えた。クリスマスのイルミネーションで模様替えしたリージェント・ストリートや『ノッティングヒルの恋人』で有名になったポートベローマーケット。そして何より私の心を動かしたルバーブジャム!これには泣けた。ジャムの逸品、食べたくなった。あ〜あ、こんなにもロンドン続きなんて、ロンドンが呼んでいるのかな?まぁ、勝手な解釈です。ははは。 2006-12-01 |
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