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| unit_one Lowedges / Richard Hawley Source Tags & Codes / ...and You Will Know Us by The Trail of Dead ○ / AC Acoustics Yoshimi Battles The Pink Robots / The Flaming Lips |
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Lowedges / Richard Hawley 前作 『Late Night Final』 はタイトル通り底しれない夜の深みにはまりこんでもがきながらも、その暗さを受け入れたような男の姿が描かれていた。自分が一人であることをかみしめるような、孤独と酩酊。 今作では、その暗い夜があけ、明るい光がさしこんできたような清澄な空気がある。静かな決意を語る一曲目 『Run For Me』 から、帰る道を見失い、トホホな状況の中歌われる 『The Motorcycle Song』はまるで「闘いすんで日が暮れて・・・」のようだ。黄昏から夜に向かう時間の中で見つめる自分自身・・・。ここにはそんな男の一日が凝縮されている。多用されるハワイアン・ラップ・スチールはもっかのお気に入りのようだ。通常はシンセで処理されてしまう音をていねいにギターで表現している。微妙なゆれと息遣いが感じられるのだ。 マイ・ベストは 『The Only Road』。リピートで20回聴いてもあきない。静かに流れるメロディに、押さえたヴォーカル、寄り添うようなバック・ヴォーカル。淡々としたベースに、一瞬ルー・リードの『ワイルドサイドを歩け』を思い出した。、しだいに重なっていく多様なギター音。静寂の中の広がり。このアルバムと同時にニール・ヤングの「ハーヴェスト」「ハーヴェスト・ムーン」をCDで買い直したのだが、共通するものがあって驚いた。シンクロしている。静かで、せつなく、深い。 アダルト・ロックとか、リリカル・ロックとか形容されている最近の彼だが、無器用な男どもが集まって懸命に愛や家族や人生を語っている・・・そんなところが、これまた無器用な男たちの共感を得ているのだろうなと思った。心配された指の骨の移植後の経過も順調のようだし、やはりリチャードにはガンガン弾きまくってほしい! 歌詞はリチャードのHPで http://www.richardhawley.co.uk/Discography.html |
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| Y. ISE |
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![]() 1.Fight Test 2.One More robot/Sympathy3000-21 3.Yoshimi Battles The Pink Robots pt.1 4.yoshimi battles The Pink Robots pt.2 5.In The Morning Of The Magicians 6.Ego Tripping At The Gates Of Hell 7.Are You A Hypnotist?? 8.It's Summertime 9.Do You Realize?? 10.All We Have Is Now 11.Approaching Pavonis Mons By Balloon (Utopia Planitia) |
Yoshimi Battles The Pink Robots / The Flaming Lips |
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| イギリス、アメリカでは勿論のこと、日本でも大絶賛を浴びている『Yoshimi Battles
The Pink Robots』。私はニュー・アルバムを聴いた瞬間、『The Soft Bulletin』同様、ここ数十年のクラシック・アルバムになり得る傑作だと感じた。それぞれの曲のカラーが、それぞれの個性で鮮烈に際立っており、エモーショナルなマジカル・サウンドは、時に激しく、時に柔らかく、我々の感情をかき立て、更なるリップス・ワールドを表現している。聴いた瞬間、光速で、別世界へと旅立ってしまった。 そして、やはりリップスの奏でるメロディーの素晴らしさに、思わずしくしく泣いちまった私…。まず、『Fight Test』の軽快サウンドと、ウェインのルースでリラックスしたボーカル・スタイルに、一気にニュー・アルバムの期待感が膨らんだ。そして、次に流れる『One More Robot/Sympathy 3000-21』で、完全にノックアウト!リップスの意図するニュー・サウンドを、ダイレクトに、リアルに体感、静かなる興奮が身体中に纏わりついて離れない。この曲はドラム&ベースが基調となっているが、バラード調の美しいメロディーが心に響く。そこへ『Yoshimi Battles the Pink Robots pt.1』のような柔らかタッチのサウンドが届けられ、『Yoshimi Battles the Pink Robots pt.2』では、ヨシミの“華麗なる叫び”が待ち受けている…。この流れは、“ロボットと人間”というカートゥン・イメージを、彼たちの遊び心とイマジネーションで、パーフェクトに表現していると思った。バックで聴こえるヨシミの日本語や絶叫は、これまた不思議な呪文のように、リスナーの心を透き通った膜で包み込んでくれるはずだ。そう…まるでオブラートのように。 さて、『In the Morning of the Magicians』からは、これまでのサウンドとは全く異なり、リップスは私たちを、トリップ感のある、幻想的な世界へと招待してくれる。そこでは、ゆったりと、力強く、私たちの時間が回り続けていくかのようだ。ニュー・アルバムにおいて、ウェインが最もボーカルに集中したと言う『Ego Tripping At the Gates of Hell』は、とても浮遊感のある美しいメロディー。スティーヴン曰く「これまでウェインが歌った曲の中で、最高のボーカル」と評していた。死生観をフィロソフィカルに謳い上げた『It's Summertime』、そして『Do You Realize?』で、リップスはこう歌っている。「わかるかい?君の顔はとてもきれいだ。わかるかい?僕たちは宇宙を漂っている。わかるかい?幸せで泣けてしまうんだ。わかるかい?君が知る全ての人間は、いつか死ぬんだよ…」人々は、このあまりにエモーショナルで、センチメンタルなメロディーと歌詞に、何を感じるのだろう…。誰もが分かりきったことだとしても、誰がそのことを歌っただろう…。その優しさが痛いほど心にフィルターされて、泣けてくる。それは悲しみよりも、歌詞にあるように、生きていることを実感しながら「幸せで泣けてしまう」そのものなのだ。真に、リップスを語るに相応しい名曲である…。ラジオからこの曲が流れた瞬間、耳を傾け、感情の爆発を体験する人がどれだけいるだろう。それを想像するだけで、エモーショナルになってしまう自分がいる。今夏イギリスで、この曲はきっとセンセーションを巻き起こす。BBC RADIO 1の大御所DJ、ジョン・ピール御大も、XFMの名物DJ、ジョン・ケネディーも、目頭を熱くして、ヘビー・ローテーションするだろうこれは名曲だ。 フューチャリスティックな『Approaching Pavonis Mons By Balloon (Utopia Planitia)』で閉幕するこのアルバム。未来はいつまでも続く…、未来は自分たちの中にある…、そのようなエネルギーを体感できるインスツルメンタルだ。 今アルバムでは、スティーヴンがドラムをプレイしていない。ドラム・マシーンでのレコーディングだった模様。これはウェインのアイデアらしいが、最初、あまりに突飛なこのアイデアに、バンド周辺はおののいたそうだ。(笑)しかし、ウェインのインタビューにもあるように、「スティーヴンだったら、新しい何かが、必ず出来るはずだ」という、彼の才能に確信を持った結論である。ゆえに、真のクリエーターは、何をやっても結果を残すのだ。脱帽…。 今回のプロデューサーも、我らがデイヴ・フリドマン!とフレーミング・リップス。以前、ウェインとインタビューをした時に、「デイヴのスタジオは器材の洞窟みたいなんだ」と言っていた。なるほど、ここには、器材の洞窟のみならず、人間の思考洞窟も存在するのだと思った。器材だけでは、これほどまでのアイデアが、アルバムに反映されるわけがない!ハプニングの楽しみを誰よりも知っているデイヴとリップス、本当に最強なコンビネーションだ。「ミレニアムって一体何だったの?」と首を傾げたくらい、リップスのニュー・アルバムによって、初めて自分は、新時代の扉を叩いたのだと実感した。ここ数十年のクラッシック・アルバムが、今ここに完成!希望をありがとう。 |
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| U. Furukuni |
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