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| unit_two You Are The Quarry / Morrissey The Lost Riots / Hope Of The States Give Up / The Postal Service |
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The Lost Riots / Hope Of The States オープニング曲『The Black Amnesias』の何ともセンセーショナルなこと!背筋がゾクっとして鳥肌が立った。その1曲目はインスツルメンツ曲であり、「うむ?モグワイか?」と思いつつも、あの音響カオスは、そんじょそこらの新人にはないスケール。中盤から後半にかけて、攻めに攻められ、逃げ場のないサウンドがぶつかるざまは、もうカタルシスが一気に爆発。感無量…。いきなり1曲目でスイッチ・オン、その『The Black Amnesias』から、どこか歪んだポップ調ソング『Enemies/Friends』(2003年にシングル・リリースされたこの曲は、UKチャート25位まで上ったと言う。新人としては大快挙だろう)に至る、曲の流れは完璧なまでに美しい。ボーカル、サム・ハーリーの声も、そのサウンドにのみ融合するというか、醸し出す独特の雰囲気は、大いなる魅力を持ち合わせている。 テルミン(もう、フレーミング・リップスやマーキュリ・レヴでおなじみの楽器ですね。意外に、色んなバンドが取り入れていることに気づいた昨今…)を駆使し、レヴっぽいサウンドである6曲目『Black DollarBills』(2002年、メンバー手作りでリリースされた超レアEP(タイトル同名)収録曲)、11曲目『Goodhorsehymn』は、かなり壮大な仕上がりだ。レヴ・ファンの1人としてはニヤついてしまったが、ただの真似っ子バンドであれば、「おいおい…」と思うところを、彼たちは、納得させるほど、大きなアート・フォームを展開してくれた。 この『Lost Riots』を聴き終えると、しばらくは余韻が残る。そして感情がじわじわと弾けていくのを感じる。ホープ・オブ・ザ・ステイツというバンドは、サウンドをどう効果的に、人々に聴かせるべきか、本能的に分かっているものかしれない。轟音ギター、ストリングス、ひりひりとしたヴォーカル、これら全てが繰りなす音楽は、聴けば聴くほど、あとをひく中毒性を持っている。彼たちの内側に存在する狂気にも匹敵する哀しみ、何と言うか、ただ単に痛々しい…なんて生やさしいもんじゃなく、真に迫りくる“痛み”は、暗く、影があると同時に、地上から這い上がってきたかのような力強いエネルギーがある。そこがまた、何とも美しい“生”の鼓動を感じてしまうのだ。それは、2004年1月15日、ギタリスト、ジミ・ローレンスが自殺…というショッキングな事実を、メンバー自身が体験した結果なのだろうか?2000年12月にイギリス・チチェスターで結成され、そして今、メンバーの死を乗り越えたであろう(もしくは乗り越えつつある)彼たちは、これからのイギリス・シーンを引っ張るバンドであることは間違いない。たった1枚のアルバムで“悟り”を開眼した、まさしく稀有なバンドであると言えよう。傑作である。 ライヴにも定評のあるホープ・オブ・ザ・ステイツだが、この夏、サマーソニック04で、その全貌を我々の前に見せる!個人的には、一日限りでも、ライヴハウスでライヴを見たいものだ。ダイレクトに彼たちのサウンドを体感する為に。 デビューアルバム『Lost Riots』日本盤はソニーミュージックより、今秋リリース予定。 オフィシャル・ウェブサイト http://www.hopeofthestates.com/ |
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| Utayo Furukuni |
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Give Up / The Postal Service |
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| こぢんまりとしたペット・ショップ・ボーイズ' 的サウンドのThe Postal Service。Death
Cab for CutieのBenjamin Gibbard、DntelのJimmy Tamborelloが中心となり、互いのアイデアやサウンドを、ポスタル・サービス(郵便)を介して交換したことから、このバンド名が名づけられたという。Jimmy
Tamborelloがエレクトロニク・サウンドを担当、クリエイトしたものをBenjamin
Gibbardに郵送し、そのパートにBenjamin Gibbardがギター、ボーカル、歌詞を付けていった過程、それがアルバム『Give
Up』となった。きっとこの2人、定期的に「ポストを覗く」という行為を、健全に楽しんだに違いない…。 初めてThe Postal Serviceのサウンドに触れたとき、ヒューマンな温もりと、優しい印象を受け、心地よい時間の流れを感じた。まるで、綿菓子で作られた乗り物で、ふわり空を漂っているような感覚。そして、キャッチーでクリアなメロディに、自然と、身体を揺らし、微笑んでしまう自分がいるのだ。決してドラマティックではないのだが、「等身大」で表現することが、何だかとても輝いて見える作品。確かにシンセサイザーが前面にあるものの、無機質なサウンドに陥ることなく、エモーションの極みを追求しているのは涙もの!その理由は、Benjamin Gibbardの声にある。ペット・ショップ・ボーイズ、ニール・テナントの「声の癒し」(ニールの声は、誰が聞いても心を癒される、特別な声の持ち主と言われている)を、少なからずBenjamin Gibbardの声にも感じるのだ。特に#3 『Sleeping In』 は、ピコピコ・サウンドに、Benjamin Gibbardのポップセンスが絶妙にマッチした珠玉作!「don't wake me I plan on sleeping in」と、メロウな声で、繰り返し歌われたら、この上なく幸福な気分になり、泣けてくる…。この4分21秒は、心の洗浄タイムだ。 『Give Up』は、サブポップからリリースされた。このレーベルのシャープな音楽視点は、個人的に、新鮮な驚きを感ぜずにはいられない。特に、アーティストのサイドプロジェクトには、多大な理解を示していて、素晴らしい作品がサブポップからリリースされている。The Postal Serviceしかり、Ugly Casanovaしかり。(最近、メディアを賑わせているHot Hot Heatも、サブポップのバンドということを挙げておこう)The Postal Service は、7/8にシングル『The District Sleeps Alone Tonight』をリリース。ザ・フレーミング・リップスの『Suddenly Everything Has Changed』をカバーしているのにも注目だ。 ところで、「サブポップ」が「ボブサップ」に見えてしまう人って、結構いるのだろうか?この目の錯覚って、かなり笑えると思いません? http://www.subpop.com |
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| U. Furukuni |
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